そぼ降る雪の如し 落ちては 只溶けゆく やっと築いた高台を あぁ無様に崩される 結局 其れをしては 昨日と同じだね、と 使い廻した言い訳は 未だ破られることなく 何度も直刃を充てがうだけで 止めは生憎 持ち合わせていないの? すれ違い会話に溜息 もう何も思い出したくないの 今の私 言葉を捨てて 憖 深みは幾重に(あぁ)増してゆくだけで 答えは生憎 持ち合わせていないの? 喩えれば So早熟 行交う人の中で やっと気付いたこの所望 未だ果たされることなく