窓に透き通る 銀の雨粒 夕暮れでまた 一つ 零れる こんなふうに ほら 軋む心も 落ちて 流れて 行けたら あんなにも近づいてた 二つの指と指が 今は こんなにともに 悪戯な街の声が 不安な時の中で 一人 佇むだけ ただ 抱き締めても 今 抱き締めても ただ愛に 躊躇うなら いくつの思いも いくつの願いも この胸に 悲しみだけ いつまでも やがて雨雲に 薄い日が差す いつしかまた 空は 煌めく そんなふうに ほら 逸れた愛も 巡り 巡って 出逢える 頑に閉ざされてく 二人のドアとドアを 繋ぐ ズボンが欲しい 雲底を切れるものは 素直なときめきだと やっと 気づいたから ただ 見つめ合えば 今 見つめ合えば 永遠は 始まるのに いくつの痛みも いくつの祈りも 二人なら 超えて行ける いつの日か ただ 抱き締めても 今 抱き締めても ただ愛に 躊躇うなら いくつの思いも いくつの願いも この胸に 悲しみだけ いつまでも