走馬燈が映す 影の揺らぎは 終わることの出来ない旅を 背負わされた者の叫び 静寂の音が聞こえる 抜け出したい 抜け出せない それでも良い その誰かの 特別でありたいと乞う 下らなくて 無駄ばかりで 掃いて捨てて 泣いて拗ねて 枯れてゆく勇気もなくて 肝心な事は 何も言えない モノクロの景色に指を 這わせて綴った遺言 明日が自由であるように 追い駆けたい 追い着けない それでも良い その何処かは 誰かが思うよりも遠く 届かなくて もどかしくて 喘ぎながら 喚きながら 終わらない命が廻る 終わることの出来無い旅を 背負わされた者の叫び 静寂の音が聞こえる 抜け出したい 抜け出せない それでも良い その誰かの 特別でありたいと乞う 下らなくて 無駄ばかりで 掃いて捨てて 泣いて拗ねて 枯れてゆく勇気もなくて 抜け出せない それでも良い