こんな真夜中なのに 開閉繰り返す踏切 高揚する真赤な鼓動 過激なディストーション 48時間の今日に僕だけ取り残された "おめでとう"なんて何に祝意を示してるの? こんなものは不確か どうせ消失される ああ でも 壊れる前に もう一度だけ触りたい 呼吸の仕方も忘れるような夜だった 君は喪失感さえも奪って 僕を満たした これは二時間だけの呪いのようだから 僕をもっと黙らせて 冷たい眼で見下ろしていて こんな真夜中なのに 鳴り止まないBPM 猛烈に憧れた 刺激的なエクスタシー 48時間の今日の終わりと始まり探して 二度とない君を盗めたら 欲しい物などないのに 羨望の眼が眩んだ夜のあいだ 君は絶望感さえも奪って 僕を救った 乾き切らない濡れた黒い髪の向こうで 僕を真直ぐ睨んで 鋭い言葉をぶつけてよ 呼吸の仕方も忘れるような夜だった 僕は感傷一つ愛しくて 抱きしめた 羨望の眼が眩んだ夜のあいだ 塞いだ口でそのまま全てを捩じ伏せたいな それは二時間だけの呪い 夜が明ければ 君は燃えるように生きて また 誰かの涙を誘うでしょう