Summer Day 茹だるような部屋に差し込む朝 眩しい光嫌って 寝返り 微睡む 乾いた喉に我慢できず 体を起こし 開けたシャツ 乱れた髪 あなたに口づけた 持ち上げたグラスの水滴が 落ちて ただ剥き出しの脚を濡らす感触と共に 溶けた氷の味 いつの間にか慣れていた 澱んだ日常 何を信じていたかも忘れ 貪り合う 言葉はいらない 罪に溺れる Seaside Memory 誰に告げられたかなんて 初めから無意味で 自ずと眺めてる 真夏の砂浜に笑うロミオ 並んで歩く帰り道 見上げる夜空 雲に透けた月の おぼろな横顔 繋いだ手には温もりを感じているのに 拭い切れない胸騒ぎの理由を探してた 染み付いたタバコの残り香に 混ざり合う 曖昧な感情は 距離が近づくにつれて やがて露になる おぞましくも愛らしい 野蛮な本能 何を信じていたかも忘れ 貪りあう 言葉はいらない 罪に溺れる Seaside Memory 誰に告げられたかなんて 初めから無意味で 静かに微笑んで 真夏の砂浜を染めたルージュ 砂に書いた文字は 波に洗われて いつか消えゆくのならば せめて今だけはと 何度も激しく抱きしめていた Seaside Memory 何を残せるのかなんて 初めから無意味で 夜明けの夢に見る 真夏の砂浜に笑うロミオ 遥かな想い出よ 夏のルージュ