意味もなく早く目が覚めて いつもの場所まだ誰も 合言葉無しの特権は 扉越し声で失った 未更新のままの鍵穴に 記憶を手探り探した 単純な九択の問題に 易しい答え思い出した 目の眩みそうな青 揺れる白 描いたコントラストに 刹那、蘇える また夏が来たの 「ほら、溶けないよ」 「はらはらり落ちる花ひら 優しい軌道が好きなのにね 手に取ってしまえばすぐにきっと 固まって落ちるの」 なんて 悲しそうな笑顔なんか 思えないで欲しかったよ 目元咲いた氷の華 見惚れているよ 触れたら傷んだ手と 触れずに諦め付けるこの胸の奥 少し聡ければ選べたのかもね また、遊べるかな? 半分に割ったアイスの棒 君に留めて笑う抜け殻も 今はもう何処か分からないよ 宝箱は溶けないまま 繋ぐ手の汗ばむ記憶 今なら違う意味になる それはまた終い込んで 古けた あの合言葉で(あの合言葉で) そっと鍵掛けて(そっと鍵掛けて) どうか溶けないで また花落ちる 夏、散らして