気づけばもう夏は終わり 胸に少し切なさ残る 夕に焼けた不言色が 下書きの思い出を染めあげた 自由な雲たちを追いかけて 気がすむまで 気の向くままに 縛られない今のわたし 左手を太陽に翳し 遮っていたのは振り返りたくなかった 私の弱さと強さと、弱さの弱さ 嗚呼... 映した世界と歩いてきたこの世界は アリスの世界のように不思議な色で 何もかも何もかもが染まってる 指先で今を感じていたくて 刻の形見 強く握りしめた 静かな夜に恋を抱いた私の 隣には藍の音が鳴り響いて 「大地と体」「季節と感情」 入り乱れては咲き乱れる現実 手のひらに乗るしあわせより 掴み取るしあわせを選ぶ夏の日 気づけば、気づけば、気づけば そう... 夏は終わり まだ続いてる夢をみてた 夕に焼けた不言色が わたしをやさしく包んだ 気がすむまで 気の向くまま 身を委ねて赴くままに 縛られない今のわたし 左手で掴んだ このせかい