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[00:16.20]砂もないコンクリート　君は歩く
[00:24.17]僕は一歩後ろから
[00:28.92]たなびく青の葉が邪魔で仕方ないと
[00:38.53]笑った君はもういない
[00:45.48]瓦礫から仲間はずれ
[00:50.91]石ころを蹴飛ばして踏みつけて知らんぷり
[00:58.05]君は前だけを見ていて
[01:04.23]僕は君だけを見ている
[01:16.38]朝焼けと夕焼けの色彩を
[01:22.82]青空と水溜りの色彩を
[01:29.51]仕方ないなとひとつ流し目
[01:35.91]昨日見た夢と今日思いついた空想
[01:47.04]ノートに描いたいたずら
[01:51.84]君は明日へ歩いて行った
[02:07.83]砂もないコンクリート
[02:12.95]僕はここで立ち止まったまま
[02:20.40]ささやかな野の花に名前をつけて呼んだ
[02:30.01]からかう君はもういない
[02:36.35]光るレンズか仲間はずれ
[02:42.29]寂しいアルバムをポケットがしわくちゃ
[02:49.59]君は前だけ見ていて
[02:56.03]僕は君だけを見ている
[03:05.46]朝露と太陽の隙間を
[03:11.86]星空と暁の隙間を
[03:18.60]仕方ないなと諦めずに
[03:25.05]踏むことの叶わない影と願っていた容
[03:31.98][03:28.85]もう君は気付いている
[03:39.49]二歩下がって　後は追わない
[04:09.58]僕の髪を撫でた君は
[04:16.41]君の腕を掴んだ僕は
[04:22.82]僕の耳に触れた君は
[04:28.97]君の背中にしがみついた僕は
[04:35.00]あのとき　いちばん温かかった僕らは
[04:46.75]もういない