星霜 まどろみに満ちた天鵞絨 焦がれる漁りの火 化してゆく 青から赤へ そして砕かれ 微笑む彼は 幸福な水死体 なぜ産んだの 問いは投げられぬままに紡ぐ 1を与えられ0におびえる子供 嘆く声は地の上で 始まりを忘れ終わりと寄り添った 咲う声は水の底