灰色になってさ 嘲笑を零してさ 私の再起不能を 待っているんでしょう どんなに走っても どんなに喘いでも 足りないことくらい わかっているのよ ワタシの大好物はそう貴女のような 夢から覚めたフリしていつまでも枕を離せないドリーマー ほら綺麗に美味しく食べてあげる つらいつらい あ、もういいや 嫌いになっちゃった おいで 今すぐ貴女を楽にしてもいいよ 痛い痛い 嗚呼もう嫌 望まないわ 夢の解けた世界で微睡みな さぁ 虚勢を張ってさ 足が竦んでさ 自ら足掻くことを諦めたんでしょう 躓いたフリしても 転んだフリしても 貴女にはまだ傷一つ付いていないでしょう 私の与えられたモノじゃあ掴めないように 初めから仕組まれていたはずよ あの時見た夢も今はもう遠くに行ってしまったみたいだわ 怖い怖い もうどうして 遠くなっちゃった 貴女が自ら此処に逃げたんでしょう 暗い暗い 戻して 夢を見せて 夢の背を見るそれだけでいいの 嗚呼 もう一度... 夢がほどける前に行っておいで さぁ 何度でも ほら