[00:36.400]指先触れた、ダイヤルに吸い込まれ。 [00:45.280]言葉ささやく、イタズラに笑った。 [00:54.510]口先だけの 留守電を聞かされて、 [01:03.230]頭抱えた。僕の名は神様。 [01:12.540]人の声、聞いてみた。 [01:16.920]夢、希望、愚痴を。 [01:21.180]人の声、耳障り。 [01:25.640]もう聞きたくない。 [01:30.490]僕の声、届かない。 [01:34.640]耐えた、独り、ずっと。 [01:39.230]僕の声、聞く気ないのに、 [01:44.890]電話は鳴る。 [02:06.410]愛想の尽きた頷きに、喜んだ。 [02:14.940]構想の果てに、意味のない戯言(ざれごと)。 [02:23.650]迷走の先に人は立つ。「わかってるの?」 [02:33.000]創造の為に僕は聞く、君の声。 [02:42.380]吐き出した言葉の意味を分かってない [02:51.000]繰り返す、希望の声は向きを変えた。 [03:00.280]吐き捨てた言葉は僕に放り投げた。 [03:08.760]任せきり。君は、プツリと受話器置いた。 [03:18.050]69億件分の留守電は、 [03:26.870]僕の頭をいつまでも悩ます。 [03:35.780]69億件分の留守電は、 [03:44.770]僕の頭でいつまでも鳴り響く。