届かぬ思い出は 手のひらをすり抜けて 変わらぬ想いだけ 抱きしめて歩いて行くの 冷たくなった暗い瞳は 光さえも映さない 受け入れられぬ結末だけが 私の耳を劈く 鳴り止まぬ絶望の中 救ってくれたその笑顔も失くしてしまう 君が信じた悲しみに 全てを変えるその 魔法 があるというの? 止まらぬ雨の中 灰色に花束を 陰らぬ想いだけ 切り取って色付けて行く 疲れたはずの小さな体 震えは今日も止まらず 乾いた声が君の名を呼ぶ 擦り切れた喉を押さえ 小さく揺れる灯火で 私が犯した過ちを償えるなら 最期に君に預かった 小さな夢を握りしめて立ち向かうの 届かぬ思い出と この気持ち突き立てて 叶わぬ幻想を抱きしめて 睨みつけるよ 壊れた世界には 色彩も戻らない 私が願うのは 君だけで 君だけで 泣き止む大空に 届かない約束を 変わらぬ想いだけ 抱きしめて眠りにつくの