月陰る闇に咲く華 底知れぬ深淵を見つめた 時を漂い続けた君は 星屑の掃き溜めにて目覚めた 水を蹴って翅広げ 青年の日に別れを告げて 今飛び立とう 黄金の粒散らして 一夜の夢織り上げる宵に 安息の繭はほどかれてゆく 浅葱の翅の女神の唄に狂わされた 獣の魂が踊り燃ゆ 積み上げた石は置き去りにして 見つけ出せ次なる星の欠片 淡い葉影に揺らめく水晶 一夜の夢織り上げる宵に 安息の繭はほどかれてゆく 浄められた夜の遠い物語りに 蒼月の翅は舞い降りぬ