渦巻いてる言葉 絡まったそのままで くしゃくしゃに丸めて 外に向けて放った 空の中で声が はじけては混ざってく 夜が明けた外は 少しだけ明るいね カラの缶詰めを 蹴り飛ばして歩いて 明日も晴れるかな 鼻歌とか歌うよ ふわり浮きながら 空の青を眺める 気づいたときには 空き缶はどぶの中 雨傘 夕立ち 空飛ぶ記号 バス停 信号 雲の隙間に見えてる光 渦巻いてる言葉 混ざりあって浮いてる くしゃくしゃにまとめて 道の端に隠した 人の中で声が 流れては消えていく 薄れていくかたち 誰にも届かないよ 雨に濡れた道 歩けば音が跳ねる 誰かが残した 足跡が途切れてる 宙に浮きながら 白い雲を見つめる 目が覚めるまでさ 夢の中で歌おう 朝焼け 静寂 見えない力 踏切 信号 宛先もなくつぶやいたんだ 渦巻いてる言葉 絡まったそのままで ぐしゃぐしゃに固めて 空に向けて放った 風の中で声が 響かずに消えていく 空っぽの封筒 ただただ流れていく 溢れてくる言葉 ぐちゃぐちゃのそのままで 誰か宛にどうか これが届きますように 空の中で声が はじけては混ざってく 誰かからの声が 聞こえたような気がした