燃え滾る炎 包まれながら 強く 私を 抱いて下さい さあ 涙さえも 燃やす 許されぬ恋をしましょう 教会の下 微笑む 貴方を見つけた 石造りの橋 二人で 肩を並べ歩く 白い首筋に ロザリオ 光って踊る 身分違いの 恋だと 分かっていたけれど 十字架に許しを請う 魔女の祈りは 罰を受け入れた もう後戻りは出来ない 後ろめたさに 背いたまま 夜毎 増えてく 罪を燃やした ああ 毒の 林檎の香に 唇を重ね 拭って下さい そう 澄んだ瞳で 穢れた私を 見つめてください ああ この力が 朝日に照らされ 消えればいいのに ゆらりゆらりと 陽炎 その向こうに揺れる ドレスの裾と タキシード 見てみぬ振りをした 夜空の星繋いで 魔方陣を描く 想いを貴方に 封じ込めて消えぬように 澱み無い 愛 追いかけるなら この手 解いて 逃げて下さい ああ 優しい人ね 遠く果てるまで 踊り続けましょう ああ 私の熱を 貴方に捧げます そう 失うものは いつか 暴かれる 私の体だけ 魔法を捨て ただの一人の 女になりたい 魅入られた私には もう叶わぬことだけれど この炎の中 愛し合えば 秘めること無く 生きられるのですか ああ 幸せまで 燃やす 報われない恋をしましょう