[ti:] [ar:] [al:] [00:31.30]遠く深く 響く音 石の柩(はこ) 包み うねる波 [00:43.52]瞼 閉じ 少女は ふるさとの空 想う [00:55.59]捧ぐため 守るため 宿命(さだめ) 受け入れることに [01:07.68]もはや ためらいは無く 暗い世界へ旅立つ [01:19.95]手を伸ばし 触れた壁 [01:26.32]爪先は 凍りつくだけ [01:32.12]流れを統べ 司るという [01:38.30]龍に 祈り 少女は唄う [01:44.46]笑顔の花 咲き誇れと [01:50.56]かつて あの人が言った [01:57.19]還らぬ日々 消えぬ気持ち [02:03.32]望んだ 景色の代償(かわり)に… [02:09.20] [02:33.70]目を開けると 蒼い海 柩(はこ)から放たれて 昇る [02:45.75]翡翠のような泡粒 それは 誰の涙なのか [02:57.98]一筋の 陽が射し込んで 足もとを 円く照らした [03:10.17]儚く咲く 哀しい花は [03:16.28]少女の胸を埋め尽くし [03:22.39]踊れ まわれ 歌よ届け [03:29.21]数多の祈りと共に [03:34.88] [03:35.42]愛しい人 消えぬ想い 守れなかった [03:47.59]流れの果て あの人と 巡り逢えたら… [03:59.60]巡り 流れ 輪廻の花 [04:05.26]滲み、融けてゆく 魂(こころ) [04:11.37]水面に咲く 淋しい花になって [04:18.16]見守り続ける [04:24.04]永久に 枯れること無く