[00:09.400]音樂すずきP [00:28.400]一つ、ひりつく衝動が 閃き理性に一擊を [00:34.400]二つ、不埒な喚び声が 震える野性を誘き出す [00:42.400]三つ、禊の血飛沫は 水脈引き煉獄へと注ぎ [00:48.400]四つ、寄る辺なき我ら 夜ごと阿修羅に接吻を [00:55.400]夜の帳の裹側で 歌われたディバインコメディ [01:02.399]残酷なレディフォルトゥーナ 今宵もまた血に踊る [01:09.400]眠りを夢見るときにさえ 片目はしかと見開いて [01:16.400]静かに毒を呑むように 痺れた舌を突き出して [01:23.400]涅槃に微睡むときにさえ 刃はしかと握り締め [01:29.400]恐怖に澄め静寂に 谺す我らの子守唄 [01:39.400]私の声が聞こえるか? [01:46.400]私の叫びが聞こえるか? [02:03.400]五つ、茨の寝台で 生唼く羅刹と添い寝れば [02:10.399]六つ、無残に破れたる 無垢なる鬼灯、華柘榴 [02:17.399]七つ、嬲れや白揚羽 舐めずり這いずり身悶えて [02:24.399]八つ、やがては息絶えて 燒けて阿弥陀へ滅えばやな [02:31.399]黄泉の帳の裹側で 綴られたディバインコメディ [02:37.399] 無慈悲なるデウスエクスマキナ 今宵ついに暴かれる [02:44.399]シスタスを香うときにさえ その眼をしかと離すなよ [02:51.399]獄舎に耳を澄ますように 私の歌に応えろよ [02:58.399]すべてが壞れるときにさえ 私をしかと抱きしめろ [03:05.399]挽香に狂える夜明け前 谺す我らの葬送歌 [03:15.399]私の声が聞こえるか? [03:21.399]私の叫びが聞こえるか? [03:53.399]End