[00:23.130]鉛の空重く垂れ込み [00:28.260]真白に澱んだ太陽が砕けて [00:34.860]耳鳴りを尖らせる [00:40.220] [00:43.380]ひゅるりひゅるり低いツバメが [00:48.490]8の字なぞってビルの谷を翔る [00:55.350]もうじきに夕立が来る [01:02.980] [01:03.980]曇天の道を傘を忘れて [01:09.410]歩く彼女は雨に怯えてる [01:14.500]ので僕も弱虫ぶら下げて空を仰ぐ [01:24.470] [01:28.060]あちらこちらあんよは上手 [01:32.850]珈琲屋に寄って一休み極めたら [01:39.540]帰れない帰らない [01:45.530] [01:48.330]曇天の道をぶらりぶらぶら [01:53.930]歩く二人は足軽のごとく [01:58.930]危険好きの誰かのふりをする小心物共 [02:11.620] [02:28.240]曇天の道を傘を忘れて [02:33.780]歩く彼女は雨に怯えてる [02:38.830]ので僕も弱虫ぶら下げて空を仰ぐ [02:52.370]