[00:00.000] 作曲 : 折坂悠太 [00:01.000] 作词 : 折坂悠太 [00:18.463] こんな事もあるものか留まっていられようか [00:21.543] それは土手から川べりへ、 [00:23.286] スパイラルを描くやぶ蛇です。 [00:25.181] ここへは何度も来ましたが、 [00:26.906] 未だに向こう岸に渡れません。 [00:28.913] 冷めるが冷え切らぬ温度に膨張し、 [00:31.321] 一心不乱に同じ動作をするのが我が常です。 [00:35.096] 鉛筆、尖らせて先端を見つめます。 [00:37.611] 今見たのが眠れない理由で、 [00:39.625] これから見るのが眠るべきひとつの答えです。 [00:42.625] いつ君が来てもいいように、 [00:44.444] ボトルのフタを全て空けておきました。 [00:46.773] きっとこれを、気に入ると思います。 [00:50.050] そうここは夜学まだ皆が若く [00:53.892] 持て余す手が足が濁流にあがく [00:58.098] そうここは夜学話すにはとても長く [01:01.898] ここから去ったあなた方に [01:03.841] 小さくても旗を掲ぐ [01:06.074] あらゆる季節そのどれとも呼び合って [01:09.339] 暗中活を見る [01:11.093] 野に花の咲くような [01:12.898] 野に花の咲くような [01:21.997] それはいつもの道ですが、 [01:23.738] その日は寝そべる大きな壁に思えました。 [01:26.588] ほとほと疲れはてた夕暮れ神社の境内 [01:29.730] バレエ教室の子供達が [01:31.548] トーシューズをならしているのを見て、 [01:33.449] きっとこれが「文化」なんだと、 [01:35.198] ぼんやりした頭でそんなこと考えました。 [01:38.169] 煙突、写真に収めてトイレに飾ります。 [01:41.166] 頭上に横たわる火の玉に寄せて、 [01:43.640] 君も僕もまるで違う歌を書きました。 [01:46.427] そのどれをも焼き払う温度でまた朝が来るのを、 [01:49.674] できることなら、 [01:50.864] できることなら笑って、 [01:52.472] 迎えられたらと思うんです。 [01:54.688] そうここは夜学まだ皆が若く [01:58.088] 持て余す手が足が濁流にあがく [02:01.839] そうここは夜学口にすればとても苦く [02:05.621] 名も知らむ青い葉に絶え間なく水を注ぐ [02:09.611] あらゆる物語そのどれにも出て来るような [02:12.925] 断絶を覚えつつその名に寄せて歌を詠むような [02:16.885] そうここは夜学まだ皆が若く [02:20.788] 持て余す手が足が濁流にあがく [02:24.882] そうここは夜学 [02:26.661] 振り向けば遠く遠く (話すにはとても長く) [02:28.734] そこへ留まった (ここから去った) [02:29.377] あなた方に小さくても旗を掲ぐ [02:32.647] あらゆる季節そのどれとも呼び合って [02:35.655] 暗中活を見る [02:37.446] 野に花の咲くような [02:39.295] 野に花の咲くような