[00:00.000] 作曲 : 渡井 翔汰 [00:00.333] 作词 : 渡井 翔汰 [00:01.00]眺めていた [00:04.12]国道沿いを行き交う人々の群れ [00:14.65]「日が沈んだら自然と泣いてたんだ」 [00:22.07]寂しがり少年は笑う [00:29.46]誰かの声が鳴る方へ [00:35.73]空を仰いで 息を継いだ [00:43.88]それはまるで水槽を眺めるようで [00:51.12]水面に散りばめられた 餌を探す [01:25.31]誰もが皆 呼吸を求め泳いだ [01:31.50]次第に高鳴る鼓動 [01:37.56]いずれ誰かが水面に顔を出すだろう [01:43.47]誰かの背に足を乗せて [01:49.47]底から名前を呼ぶ声 [01:54.78]懐かしくて温もりのある声 [02:01.46]それはいつか僕が落としたもので [02:07.39]あぁ なんだったっけ [02:12.44]たとえ呼吸ができずとも [02:18.97]水を裂いて君の元へ行こう [02:24.22]僕はきっと水面に立つさ [02:30.04]君の手をぎゅっと握りしめて [03:13.46]悲しみはやがて深さを増して [03:16.80]そこで僕ら産声をあげた [03:19.65]流した涙は降雪の様に [03:22.89]降り積もって景色を変えた [03:25.60]いつしか僕らそれを水槽と呼ぶことにした [03:31.38]生きるってことはつまりそう [03:38.67]悲しみの上に立って笑うようなものだろう [03:51.41]あの少年が笑ったように [04:00.01]生きてみせろよ [04:02.99]たとえ呼吸ができずとも [04:09.05]水を裂いて君の元へ行こう [04:15.16]僕らきっと水槽の外へ [04:20.72]君の手をぎゅっと握りしめて [04:34.33]たとえ呼吸ができずとも [04:38.64]水槽の外へ [04:59.33]できずとも [05:30.37]眺めていた [05:35.20]国道沿いを行き交う人々の群れ [05:44.24]目を擦った手が少し濡れていたこと [05:52.57]寂しがり少年は笑う