どうしてこの手をほどけない どうして心偽れない どうして、また目を逸らせない 夜の淵に腰掛けて 乾いた足をフラつかせた 水面の灯を見つめてる 言葉ひとつも見いだせずに きっと沈んでけば楽なんだろう 狭い水槽の濁った世界 ずっと深い所で重なれば 冷める事のない 二人の体温 どうして自分を許せない どうしてうまく誤魔化せない どうして、甘い痛み消えない 虚ろう空が遠ざかる 沈みゆくのは無音の闇 ためらう僕も逃げる君も 葬りたい、埋めたい 抱きたいと願うなら そうして笑顔たまに見せて こうして髪の先に触れて どうして…生きてるか教えて どうしてこの手をほどけない どうして心偽れない どうして、甘い痛み消えない