[00:00.000] 作词 : カンザキイオリ [00:00.046] 作曲 : カンザキイオリ [00:00.92]「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」 [00:06.21]「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」 [00:11.48]そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。 [00:16.41]欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。 [00:22.76]苦しいから歌った。 [00:25.25]悲しいから歌った。 [00:27.79]生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。 [00:32.56]こんな歌で誰かが、救えるはずないんだ。 [00:38.02]だけど僕は、君の神様になりたかった。 [00:44.11]こんな歌で君のジュグジュグ腐った傷跡が埋まるもんか。 [00:48.79]君を抱きしめたって、叫んだってなにも現実なんて変わるもんか。 [00:54.28]がむしゃらに叫んだ曲なんて、僕がスッキリするだけだ。 [00:59.05]欲しかったのは共感だけ。でも君も救いたかった。 [01:03.78]僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。 [01:19.44]ボロボロに落ちて落ちて落ちてかさぶたになった傷で [01:24.53]誰かと喋ってみたかったんだ、馬鹿みたいな話。 [01:29.83]「あなたに救われました」と「生きたいと思いました」と [01:34.73]ああそうかい、変わったのは自分のおかげだろ。よかったな。 [01:40.17]子供の頃は自分も素敵な大人になると思っていた [01:44.34]ていうか素敵な大人になって自分を救いたいっておもってた。 [01:49.85]時が経ち僕が成すのはボロボロの泥だらけの自分で [01:54.78]生きるのに精一杯。 [01:57.43]ゲロ吐くように歌う日々だ。 [01:59.72]何度だって歌った。かさぶたが剥がれるほど歌った。 [02:05.25]生身の僕で、君の神様になりたかった [02:09.87]こんな歌で君のジュグジュグ募った痛みが癒せるもんか。 [02:14.79]君を抱きしめたって、叫んだって君が苦しいことは変わらないや [02:20.12]グラグラで叫んだ曲なんて、僕も実際好きじゃないや [02:24.95]欲しかったのは共感だけ。それじゃ誰も救えないや。 [02:30.11]僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。 [02:45.37]生きた証が欲しいとか、誰かに称えて欲しいとか、 [02:50.68]そんなのはさほど重要じゃない。どうせ落ちぶれた命だ。 [02:55.55]誰かを救う歌を歌いたい。 [02:58.04]誰かを守る歌を歌いたい。 [03:00.42]君を救う歌を歌いたい。 [03:03.45]無理だ。 [03:04.31]君は君が勝手に君のやりかたで幸せになれる。 [03:08.52]こんな歌で君のジュグジュグ腐った傷穴が埋まるもんか。 [03:13.45]君を抱きしめたい、叫んであげたい君の傷跡も痛みも全部。 [03:18.93]でも所詮君は強い。君はきっと一人で前を向いていくんだ。 [03:24.10]それならばいい。だけどもし涙がこぼれてしまう時は、 [03:28.47]君の痛みを、君の辛さを、君の弱さを、君の心を、 [03:33.74]僕の無力で、非力な歌で、汚れた歌で歌わしてくれよ。 [03:38.46]僕は無力だ。僕は無力だ。僕は神様にはなれなかった。 [03:43.49]僕は無力だ。僕は無力だ。 [03:46.60]無力な歌で、君を救いたいけど [03:52.89]救いたいけど。