[00:00.000] 作词 : ぼくのりりっくのぼうよみ [00:00.671] 作曲 : ケンカイヨシ / ぼくのりりっくのぼうよみ [00:01.343] [00:04.353]拝啓 見知らぬ誰かへ [00:06.052]この音が届いた宛先まで [00:07.997]墨を落とす、一文字たりとも [00:09.647]無駄にしないよう 満ち足りないよう [00:11.531] [00:11.769]数多の言葉を綴ってきましたが [00:13.662]致し方ないことだけが確かな [00:15.678]事実なんだと明らかに見ています [00:17.628]斑目に居ます [00:18.883] [00:19.185]一面の銃口に囲まれて暮らすような気持ちです [00:22.244]蜂の巣にされるのもそう遠くない未来でしょう [00:25.083]そんな景色が脳裏を過ります [00:27.116]次第にそれしか考えられなくなっていきます [00:29.982]私が筆を置くことにした理由です [00:32.168] [00:32.385]これが最後の手紙です [00:34.185] [00:34.362]天国に辿りつくまでの [00:38.348]僅かな猶予さえ [00:41.769]永い永い走馬灯のなか [00:45.586]彷徨う命でしょう [00:48.581] [00:48.770]永久に思うほど [00:50.502]耐えられぬ退屈を [00:52.394]遺書に記して [00:54.016]判決の時を待つ [00:55.900] [00:56.063]“あなた”に届いたかはわからない [00:59.810]ただ此処にこの言葉は残っている [01:04.419] [01:18.232]正解か不正解か やってみなければわからないというのが [01:21.895]結局のところです [01:23.255]丹精込めて育てた偶像を [01:25.449]今日を持って破壊することに決めました [01:28.800]またどこかでお会いできることを祈っております [01:28.852]お世話になりました [01:31.837]祈っております [01:32.894] [01:33.051](気付かぬうち、自分で自分を呪っていた) [01:36.670](言葉を解さない石ころに、一人で話し続けていた) [01:40.354](意味がない、切りがない この歌もきっと響かない 誰にも) [01:44.123](願わくば、この言葉たちが誰かを呪いませんように) [01:47.874] [01:48.136]言葉なんて 気休めでしか無いと [01:52.170]気づいてしまったから [01:55.701]理解しあうなんて [01:57.790]絵空事にはもう耐えられない [02:02.177] [02:02.354]何光年の距離があって [02:04.288]届かない光なら [02:06.192]知らないままで [02:07.903]簡単な話だった [02:09.750] [02:09.959]“あなた”に届いたかはわからない [02:13.495]ただ宇宙にこの言葉は漂っている [02:19.625] [02:32.400]永すぎる生のなかで [02:35.155]交差したことを祝いましょう [02:40.165]それ以上は望まない [02:43.635]それ以上は望めない [02:50.154] [02:51.172]天国に辿りつくまでの [02:54.815]僅かな猶予さえ [02:58.475]永い永い走馬灯のなか [03:02.202]彷徨う命でしょう [03:05.154] [03:05.341]永久に思うほど [03:07.151]耐えられぬ退屈を [03:09.143]遺書に記して [03:10.677]判決の時を待つ [03:12.500] [03:12.766]“あなた”に届いたかはわからない [03:15.922]ただ此処にこの言葉は残っている [03:23.808]