虚ろなる痛みは坩堝 夜は棘の庭朱に染めあげ 切なく鳴いた 暇乞う蝶も花も 遠く旅を重ね幾星霜 腐り落ちるの 高らかに愛を問う 新時代の寵児さえ 違う愛に釘を打つ 解りあわぬ夢を摘むように 君の孤独の中でだけ響き渡れ 孰れ奈落の彼方に消え行くまで 朧気な光の温度 此処に届くものは 玻璃の様な姿なき嘘 艶やかに張り巡る 理想郷の絵画さえ 君の目を焼き付けて 暗闇を手探り合うように 君の世界の中でだけ響き渡れ 孰れ奈落の彼方に消え行くまで 崩れゆく街、瓦礫を割り 芽生える夢を摘むように 君の孤独の中にだけ響き渡れ 孰れ奈落の彼方に消え行くまで歌おう 今日も歌う今日を