青い湖面に映る景色も 靡く髪に隠れ、うまく見えないけれど 光は白く波間に揺れて 乱反射する度、こころに射す 何処かで失くし 気付かずに時は流れていった 川向こうの宮も 神さびた面影だけ残した くだらない日々のように 過ぎた過去のように 大切なものを擦り減らした ぼくらだから 苔生す社祠に吹き抜ける風 涙を拭う様に切なく頬を撫でて 消えてしまうけれど 何処かに忘れ置いてきた 信じることをやめて 涙雨に朽ちた 君の声の欠片を探してる くだらない日々のように 当たり前のように 大切なものを 擦り減らしていった 懐かしい日々も遠く 失うものばかり それでもここで 生きて行くだけなら そう、もう一度だけ 君に出逢いたい 大切なものを失っていく ぼくらだから