[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:00.527] 作曲 : ZUN [00:01.54] [00:04.29]親知らず 子知らず 誰知らず [00:14.86] [00:28.65]あちらこちら ゆらりゆららふれ [00:34.58]そしてまたしらないあしおとひとつふえた [00:43.21] [00:43.56]あれもこれも だれにもいわぬよう [00:49.75]こわいこわいだれかのみみにとどかぬよう [00:58.54] [00:58.84]親知らず 子知らず 誰知らず [01:08.23] [01:10.55] [01:21.91]だれもしらない なにもしらない けれどひとはいきていく—— [01:35.35] [01:35.28] [01:35.68] ——そこゆくあの子は何処の子ぞ? [01:41.26] [01:41.67] ——そこゆくあの子は誰の子ぞ? [01:46.88] [01:47.39]知らぬは はや口塞げ [01:52.98]知らぬは はや目を瞑れ [01:58.53] [01:58.89] [01:58.89] ——そこゆくあの子はいつの子ぞ? [02:04.16] [02:04.62] ——そこゆくあの子は何の子ぞ? [02:09.67] [02:10.13]知らぬは 問うこと勿れ——いたずらに。 [02:22.10] [02:30.16] [02:31.73]けして叶わぬ夢を抱く [02:34.88] それが叶わぬ夢などなく [02:38.05]けして続くものなどはなく [02:41.24] それが続かぬ道理はなく [02:44.28] [02:44.54]けれども生まれるモノこそは [02:47.74]だれかの血の中に [02:50.48] [02:50.84]けして分からぬものなどなく [02:53.95] それは分かるものなどでなく [02:57.12]けして潰えぬものなどなく [03:00.46] それは潰えるものではなく [03:03.34] [03:03.61]そうして見渡す雑踏に [03:06.66]だれかに続くもの [03:09.51] [03:09.79]その手取る覚悟をもて [03:13.41]足を踏みやるがいい [03:16.38]何も畏れぬものに [03:19.72]それは微笑むだろう [03:22.71] [03:22.89] [03:22.90]さあさ ここぞ夢の国よ [03:26.13]【妖】(けして続かぬもの)達が [03:29.30]その命続かせていく それ——幾多満ちていく。 [03:35.46] [03:35.71]さあさ ここぞ夢の国よ [03:38.91]【人】(分からぬもの)達が [03:42.16]なお互いわからぬままに それ——数多満ちていく。 [03:48.07] [03:48.08] 生きていく [03:51.45] 一度生まれた命あるもの [03:54.80] 町行く、そは、妖怪小町 [04:01.14] [04:01.15] [04:01.23]皆知らぬそ知らぬ何知らぬ [04:07.58] それでなお誰もが知っている きっと—— [04:15.00] [04:15.36] [04:15.54]誰にも理解されぬ思いを持ち [04:22.06]誰をも理解できぬ心を抱え [04:28.40]戸一つ隔てたならその先 [04:34.78]深い深い闇がお前に笑いかける [04:41.37] [04:47.65] [05:08.19]その目その口その肌 [05:11.70]何もかも告げている [05:14.79]人と妖(人でなきもの) [05:18.14]なにが違うものか [05:21.03] [05:21.04] [05:21.40]さあさ ここぞ夢の国よ [05:24.51]その姿同じなれども [05:27.66]その心違はましかば ほら——あれぞ麗しく! [05:33.83] [05:34.08]さあさ ここぞ夢の国よ [05:37.26]その姿異にすれども [05:40.51]その心変わらずなれば ほら——あれぞ美しく! [05:46.34] [05:46.35] [05:46.47] 幻想は [05:49.95] 続かないもの続かせるまま [05:53.39] 今尚語るむかしばなし [05:58.94] [05:58.95] だから生きていけ [06:02.48] 一度生まれた命あるもの [06:06.02] 町行く、そは、人妖小町 [06:12.51] [06:24.57] [06:35.69]親知らず 子知らず 誰知らず————。 [07:01.11]