空に飲み込まれつまらないお城抜け出した 胸のポケットにミルク飴ひとつ忍ばせて またたきひとつきらり ゆれる闇にさわればほら 今夜はどこか特別かも ひとりダンスチューンに揺れる 私と星々のモンタージュ 赤とブロンドのピルエット シャーリングゆらして コンクリートに響く 明星のディザ ペイブメントに逆らっていく 消えてはあらわれる 2Hで軽く引いたような感覚 夜のカーテンはおろしたまんま 静かなステージ 踵(きびす)の音がほら 青にこだまする瞬間です 星の輪郭に沿って手をかざし透かしたら ぼやけたシルエットの アルファ切り取って手の中へ まばたきひとつぱちり 赤いドレープ揺れたらもう 揺蕩う藍に溶け込んでいた くすむスターリーナイト 曖昧な光に心 惹かれてく 紺と透明が入り混じる この香り 名は何? めくるめくミッドナイトと踊る時間 濃ゆく溶ける木々とのパーティ あらわれては消える 繊細なスプラインを手繰り寄せて 湿り気の含むこの空気 柔らかい夜には 月の憂鬱な標をおいかけてさ どこまでも