「知らない世界を」「知りたい魔法を」 あれこれ手を伸ばしてみても 私のこころはぽっかりと穴があいてしまった そんな毎日 移ろう季節に 眺める窓越し らしくない 溜め息零れてく 誰か会いにいこうか、なんて 気休めで じくりと迫る影に 呼吸さえ奪われる 少しの迷いがやがて 現れてしまうなら 空に散らばる私の意味も 失われるの? 全てを懸けて ここまで暴いた 記憶を重ね続けた 私(たち)の軌跡の閃光(ひかり) 微睡む瞳に 映ったあなたの 見慣れない 蕩けそ(う)なきんいろ そんな消えそうに 弱ぶる姿を 写真に閉じ込めて 切り取ってしまえればいい 似ているようで 真逆に生きる二人 私の羨む気持ちなんて 気付かないでしょう? 永い夜には 見失いがちね あなたの胸の三日月 私(たち)の希望の証拠(しるし) 「周り」に流されるまま「普通」に生きていたなら 私が私である 意味などない どこまでも 強さを求め すれ違い 立ち止まり もう1人の私へ問う 本当は目を逸らしてた ないがしろにしてた呪文 必然しかない 出達いがきっと巡り繋いで つよがるたびに 軋む胸の奥 忘れていたよ 変わらない確かなもの そうさ 幻想も全て 表してみせるから どんな色も混ざり合い いつか空に還して 命を懸けて 私の全てで 何度も探し視つけた 私(たち)の秘密の魔法