[00:00.000] 作词 : 杏沙子 [00:00.019] 作曲 : 杏沙子 [00:00.39]作詞:杏沙子 [00:00.59]作曲:杏沙子 [00:01.04]ぬるくなった缶ジュース [00:07.56]口に含んで飲み干した [00:13.80]古くなったスーツケース [00:20.15]さぁもうそろそろ行かなくちゃ [00:26.52]夕日が溶けていく 湖山池 [00:39.11]今日の砂時計はあと少しでもう終わる [00:52.23]「ここにはなにもない」 [00:54.07]そう言って離れたくせに [00:58.13]またわたしここで息をしている [01:04.82]この場所にだけあるなにかを [01:08.24]たしかに吸い込んで [01:11.43]また歩き出す この場所から [01:20.43]空になった缶ジュース [01:26.46]掠れた声で風が歌ってる [01:32.75]歩いてきたこの道を [01:39.13]辿っていつもの出発ロビーまで [02:11.27]スーツケースが新しいころは [02:16.98]違う夕日 ここから見てた [02:23.15]やり残したことがまだある [02:26.07]今日よりもっと向こうに [02:29.38]風は明日へと水面を走っていく [02:41.02]「ここにはなにもない」 [02:42.83]そう言って離れた先で [02:46.87]もしわたしどこか一部欠けても [02:53.31]この場所にだけあるなにかで [02:57.07]たしかに誰でもないわたしにもどる [03:03.04]「ここにはなにもない」 [03:04.97]そう言って離れたくせに [03:09.03]またわたしここで息をしている [03:15.68]この場所にしかないなにかを [03:19.14]たしかに吸い込んで [03:22.43]また歌い出す この場所から [03:31.22]最終便に乗り込んで [03:37.44]離れていったわたしの街を [03:43.77]窓から見てこぼれ落ちた [03:50.09]言葉と声でこの歌がある [03:56.29]