もみじが恥じらって色を付ける頃 大好きな君の頬を染めていた ふたたびこの時を共に過ごす事は きっと出来ないけど出逢えて良かった ずっと言えなかった「ありがとう」の言葉 冬を越えるまでにきっと伝えるから 君のその右手を差し述べてくれた あの時僕は独りじゃないと知った 秋時雨がもしも虹を届けたのなら 空の上で眠る僕からだと想って あぁ君との思い出だけを 抱きしめて眠りにつくから ずっと言えなかったお別れの言葉は言えそうも無いから書き残していくね 君と見たあの夢をもう一度見たかった お別れの言葉なんて言えないよ 秋時雨ぽろりと零れ落ちてゆく 声を押しころして君に見せない様に あぁ季節が何度繰り返しても この空を見上げ僕を思いだして 秋時雨がもしも虹を届けたのなら 空の上で眠る僕からだと想って あぁ君との思い出だけを 抱きしめて眠りにつくから