いつか知りたいと思っていたことがある 抜け落ちた心の欠片を探した 孤独ってわけじゃないんだけどね 胸の中にぽっかりあいた空白の 理由を知りたい 「逃げた先に何かいいものはあったの?」 そんな言葉が 頭の片隅 なぜか 浮かんできた 世界は自分の思い通りに動くって そんなこと どこかの誰かが言ってた 僕よりもっと臆病な君だから いつかいなくなるって 無意識に 考えてたのかも 逃げる先を二人で探したよね 空に島を浮かべて 僕等は楽園と呼んだ きっと忘れたいと思っていた 責任は自分にもあったから 少しは記憶が残ってるのは 自責の念があるから きっと自分のせいにしたくなかった ふたりで約束したことなのに 本当に逃げていたやつは 僕自身だった 「逃げた先に何かいいものはあったの?」 そんな問いかけ虚しく空に消えた 今日も空には鳥影ひとつと 島が 浮かんでいる