黄昏時、雨が落ちてた。 出かける気に、なれるわけないよね。 幸も不幸も心の置き場所をどこに決めるかだって、 知っている。 理屈でわかっても、簡単じゃないよね。 どんな苦しいことも、受け入れる“私”だから、 こんな綺麗な白さを保てるのでしょう。 どんな不幸も幸福とする。 そんな狂気さを、持っているから。 味気なさを、感じ続けた、 そんな自分も、無視できてしまうなら。 幸も不幸も、関係ないでしょう。 強くも在れるでしょう。 誰もが持ってる痛みや辛さを忘れてしまうから。 どんな妬ましいことも、受け入れた“私”でしょうか? どんな悲しいことも、受け入れたのでしょうか? 見ないふり、見てないふりをしてた いくつもの、人格を切り離して、 自分だけ、奇麗なまま生きて、 押し付けた、汚れた部分を。 もういらない、こんな完璧さは。 だからお願い、ただいまって言って。 苦しいこと、悲しいこと、 みんなみんな、わたしだから。 普通になった、こんなわたしを、 やはりあなたは、愛すのでしょう。