青空を見てた 雲に沈む夢の風景 浮かぶ島の憧憬 ふたりで作った 童話にでてくる空中都市 逃げだすための羽 春が過ぎ夏が近づき 旅立つ日がやってきた 見送る君の顔を見ず 僕は別れを告げた 朝が落ちてきた 僕が望んだ場所 多くの人達が 楽園と呼んだ場所 夜は遠のいた 僕が捨てたから 悲しい出来事が たくさんあった場所 陽が落ちることも 雨が降ることもない幻想の街 ふたりで描いた島 顔を見られなかったのは 泣いてたのを知ってたから 羽がちぎれるほど風を 背に受け大空へと 朝が落ちてきた 僕が望んだ場所 別れのない世界 出会いもない世界 夜は遠のいた 僕が捨てたから 悲しみは消えた 喜びも消えた 僕は弱かった 逃げだしたかった 変化のない世界へ そこには綺麗な景色と花だけ咲いた 朝が落ちてきた 僕が望んだ場所 地表はもう遠く 戻ることはできない 夜は遠のいた 僕が捨てたから 痛みを噛み締めて 何度も泣いた場所 すべて望んだこと 僕が望んだこと 後悔はしてないよ 本当にそうなのか? ひとりを望んで 何を得られたんだい 朝が落ちてきた 涙が落ちてった