[00:11.000]今まで散々、縛ってきたくせに [00:16.000]「これから自由にやりなさい」とか [00:21.000]馬鹿にしてんのか。 [00:23.000]馬鹿にはしてないか。 [00:26.000]なんでもできるって思ってんだろうから。 [00:33.000]それなら期待通りになんでもやろう。 [00:38.000]感化されたものはなんでも身に付けよう。 [00:43.000]周りに何を言われたって [00:46.000]好きなものを好きなように好きになろう。 [00:49.000]協調性がない奴って言われたけど。 [00:54.000]明るい曲を聴始めた。 [00:57.000]本当は興味があったから。 [00:59.000]セクシャルを隠すのをやめた、 [01:02.000]自分を信じ始めたから。 [01:05.000]習っていたピアノをやめた、 [01:08.000]独学でやりたかったから。 [01:10.000]知らない何かに戸惑うばかりだ。 [01:16.000]これから僕らは とりとめもない自由の果てに [01:21.000]騙され踊らされ、生きていくのだ。 [01:26.000]何も考えず過ごすだけで褒められた日々は [01:32.000]二度とは戻らない。 [01:34.000]あとは忘れるだけ。 [01:37.000]好きなものも嫌いなものも、 [01:39.000]もう誰かが決めてはくれない。 [01:42.000]これから僕らは自由に捕らわれる。 [01:58.000]いつだって僕らの価値を決めるのは [02:01.000]僕らじゃなかった。 [02:04.000]それで反抗しなかったのは [02:06.000]それでいいと思ったからじゃない。 [02:09.000]そもそもそれで妥協してたら [02:11.000]暗い曲にのめり込んでなどいない。 [02:14.000]「痛い」「寒い」「辛い」「怖い」って [02:17.000]自分の変わりに誰か歌うから。 [02:20.000]それが正しい、あれが正しい、って [02:22.000]周りが言うから。 [02:25.000]あれがいけない、 [02:26.000]これが許せない、って [02:28.000]誰かが言うから。 [02:30.000]これからは僕ら好きなように。 [02:33.000]善意も全て意のままに。 [02:36.000]それなのに、未だに誰かの了承がないと [02:39.000]安心できない。 [02:41.000]躊躇したら怒られるから、 [02:44.000]矛盾したら怒られるから、 [02:46.000]考えることはやめてきた。 [02:49.000]反抗するのはやめてきた。 [02:51.000]「今までよくできました」 [02:54.000]「それではがんばってください」 [02:57.000]頑張るってなにを?引き離すのか? [02:59.000]買い被んじゃねぇ。 [03:00.500]知らないくせに。 [03:02.000]これから僕らは、逃れられない自由のは果てに [03:07.000]守られ、許されて、生きていくのだ。 [03:12.000]幸せになるのは、偶然が味方した人間をだ。 [03:18.000]逃げ場は今更作り忘れた。 [03:24.000]好きな人も嫌いな人も、 [03:26.000]もう自分で知らなくちゃいけない。 [03:29.000]これから僕らは自由に捕らわれる。 [03:45.000]自分を信じられないことが、 [03:48.000]「時代のせい」だというのならば、 [03:50.000]「環境のせい」だというのなら、 [03:53.000]僕らはそれを歓迎するさ。 [03:56.000]敵が「周り」だというのならば、 [03:58.000]「バカにした奴ら」だというのなら、 [04:01.000]僕はそれを歓迎するさ。 [04:04.000]誰もがそう思っているんだ。 [04:06.000]何を好きになればいいのかも、 [04:09.000]何を嫌いになればいいのかも、 [04:12.000]もうこれからは君だけのもの。 [04:14.000]その全てが君だけの言葉、 [04:17.000]言えなかったこと、悲しかったこと、 [04:20.000]溜め込んだこと、許されるときだ。 [04:23.000]今こそあの日の、言葉を。 [04:27.000]これから僕らはとりとめない自由の果てに [04:32.000]騙され、踊らされ、生きていくのだ。 [04:38.000]これから僕らは巨大な何かに揉まれていく。 [04:43.000]さよなら、情景。 [04:46.000]これから僕らは春が巡れどもこの先は、 [04:51.000]綺麗事で騙されなきゃいけない、 引き返せない。戻れやしない。 [04:56.000]それでも最後に笑うのは僕らだ。