こうして私たちは 最初の二人となる どこへと向かっていくの? きっとまだ知らない場所 この空で 最後の観測——返る条件は 暗黒(暗く)——冷温(つめたく)——無音(静か)な地表 最後の観測——残る痕跡は 再び——何かを——産み出すことはない こうして孤独に浮かぶ母なる星(“もしもし!”) こうしてその最後を迎えて(“なあに?”) こうして孤独の道行きの定めを(“これからどうしよう?”) こうして最後の二人(“行きましょう”“そうしよう!”) その理由 探してみようよ きっと私たち 生み落とされた意味があるはず この宇宙(そら)遥か 私たちは何もかも知らないけど きっと誰もが きっと誰もかも? 不知のままで(そうよ きっとね) 生まれて その在り方 探していくのよね この広い空の何処かへ あの遠い光点(かがやき)の 先へ 無限の旅道へ! 遠く遠く遠く 聞こえてくる電波(こえ)が 「こっちへおいで」と優しく 強い放射熱(ひかり)と共に 暗黒(やみ)にたゆたうように 誰かを呼ぶあの歌声 行かなくちゃ!待っていて! あの声は 誰のものだろう? 大丈夫 寂しくないからね きっと私たち 何処かの誰か探し当てるよ この宇宙(そら)遥か 私たちは何もかも知らないけど きっとそんなの きっとそんなの? どうでもよくて(そうよ きっとね) これから 全部全部 知っていくのだから! この世界は暗く空虚(ひろ)く だから誰もが きっと誰もかも!寂しがり屋で(そうよ 絶対!) どこかに仲間たちが探しているのよね この思い 種となる そう その言葉“はじめまして” この空に 種を蒔(ま)く そう この空の何処かで この種 芽吹いて往くように!