歌えや歌えや永久の 幻と散る夢を この手にある宿命と その瞳が見る記憶と 奪われて狂い出す 私はだれ 愛しき人は輪廻の果て 虚しい涙、落ちる前に 歌えや歌えや永久に 紡ぐ偽りの時間 春を象る私の名を 星の下に切り裂いて 乱れ乱れあい騙しあう 全て儚く終わる 今宵限りの刹那ならば 艶やかに咲き誇れと 果たされない契りは 報われない想いへ たまゆらの露涙 あぁ、うたかた 結びし糸と因果の帯 織りなす夜を纏うように 踊れや踊れやまほろばに 枯れぬ止めどない欲 春を拒んだ私の背を 縛るように抱きしめて 行けども行けどもめぐり逢う 癒えぬ傷さえ分かつ 決して番えぬ現世ならば 私を殺めておくれ 可愛がってください 傍においてください 決して消えない傷跡を 背負い闇へと進むの 裏切りは許せない 修羅の道、とおりゃんせ 喰らえや喰らえや哀れなる 尽きぬ愛ゆえの枷 春に生まれた私だから 醜さに染まらぬように 泣けども泣けども溢れ出す 絶えず押し寄せる声 月に群がる人の波は 私を称す蝶よ、花よ 知らず知らずにたどり着く ふたり還る場所へ 赤く染まる私の手が 許されることなかれと