[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:01.000] 作曲 : ZUN [00:05.18] [00:55.77]わたしが、なにを好きかといっても。 [01:01.15]そういうのはどうしてもうまく言葉に出来ない。 [01:06.44] [01:06.48]だってほら、美しいとか 素敵だとか [01:12.41]ただ好きだから。それ以外にないでしょう…? [01:16.85] [01:17.11]誰かに言われたからじやない。 [01:19.99]誰かに聞かせるためじやない。 [01:22.44]そういう言葉ではきっとたとり着けないもの。 [01:27.56] [01:27.86]それでも聞こえるもの・・・ [01:32.73] [01:33.03]——はじけるおと。そそぐひかり。ふりまわすあらゆる暴力。 [01:43.42]身を震わせておそいくるもの。 [01:48.82]そのすべてがわたしにとっての——そうよ、わたしのすきなもの。 [01:59.23] [01:59.47] [01:59.48]誰も誰もわたしに教えてくれなかったの、なにを好きになればいい、なんて・・・ [02:15.79] [02:42.40] [02:42.40] [02:42.41]わたしに、なにが出来るといっても。 [02:47.80]爪弾くこと——鳴らすこと——芸事には疎く [02:52.96] [02:53.21]もうすこし「普通」のことができたならば。 [02:58.91]けれど、わたしの得意分野ではない。 [03:03.53] [03:09.32] [03:09.33]わたしが、なにを好きかといっても。 [03:14.38]そういうのはどうしてもうまく言葉に出来ない。 [03:19.58] [03:19.83]それでも、自分自身も思わぬまま [03:25.54]気付かないうちに。いつも一人歌っている。 [03:30.14] [03:30.39]誰かに習ったわけじやない。 [03:33.05]誰かの真似とかでもない。 [03:35.71]こころのたかぶるとき それがうまれていくとき。 [03:41.02] [03:41.14]そうよ聞こえるでしょう? かなでるあのおとが・・・ [03:48.47] [03:48.75] [03:48.76]——かぜきるおと。はぜるなにか。ふきすさぶあらゆる暴力。 [03:59.38]その最中でもわたしはうたう。 [04:04.79]こここそがわたしにとっての——そうよ、わたしだけのばしょ。 [04:14.95] [04:15.23] [04:15.24]わたしは [04:15.77]きっとこういうことには とんでもなく向いていない [04:21.08]きっと上手い節も思いつかない [04:26.35]きっといつまでも答えなんか出せない [04:31.70]けれどこのうただけは止まらない。 [04:43.70] [04:58.50] [05:00.76] [05:00.77]——かなでるおと。かがやくほし。ふりそそぐあらゆる暴力。 [05:11.39]けして終わらぬ弾幕ごっこ。 [05:16.69]これこそがわたしにとっての——そうよ、わたしのすきなおと。 [05:27.62] [05:27.63]・・・わたしの、すきな、音楽。 [05:38.52]