ゴミ箱の中の カレンダーの日々は 雪のように積もって 涙のように溶けた 季節外れのカボチャの頭を 隠す帽子でおどけてみせるよ 背伸びをして 彩った唇の色朱く 初めて見せた月の顔 サンタのふりをして 恋に落ちる嘘つき 天使がいない空にも さやかに星はきらめき 偽物のモミの木 きよしこの夜深ける くちづけた頬 甘くて苦くて 恋人たちのチョコレイトの味 やさしい嘘を シャンメリーを 夕暮れと飲み干して 夜のドレスで踊るのよ 幼いステップで 回る恋の惑星 ゴミ箱の中捨てられた クシャクシャの季節を 忘れてしまうその日まで 明日を抱いて眠れ