[00:00.371] 潤んだ瞳で見下ろした [00:03.022] 少女は丘の上でひとり [00:05.974] いつかと同じ花束を抱えて [00:20.926] 遠くに昇る太陽が街に光を運んでいく [00:26.086] それをひとり眺めるのが好きだった [00:31.592] 照らされていく街並みは色を取り戻していく様に [00:36.977] 生まれ変わった一日を報せている [00:41.552] 風が吹いて 抱えていた花束を落としてしまった [00:47.236] もう今は涙が溢れることもないけど [00:57.934] 私は変わったんだろうか [01:03.131] 何かを忘れたんだろうか 夢は醒めない [01:14.161] 重ねて色を変えたって [01:19.311] そこから消えてはいないんだ [01:25.691] 生まれ変わっていく [01:39.208] 少女は丘を後にして 賑わう人を掻き分け歩く [01:44.595] 「街で囁かれる噂、聞いたかい?」 [01:49.844] 遠くに沈む太陽が街の光を奪っていく [01:55.221] 「“明けない夜がまた近く訪れる”と」 [02:21.487] 風は止んで 色の減った 街が思い出させる [02:27.173] 生まれ持ったものもひとりじゃ光れないこと [02:33.146] 夜の向こうで朝が待ってる [02:40.223] 私は変わっていくんだ [02:45.619] 新しい私を知るんだ 夢は醒めない [02:56.365] 明けない夜と出逢ったって [03:01.844] 消えない光を辿って [03:10.633] 夜の向こうへ 生まれ変わっていく