[00:00.000] 作词 : 平部 雅洋 [00:01.000] 作曲 : reGretGirl [00:25.38]助手席に乗せた君の膝の上には大きな荷物 [00:31.24]交わす会話もほとんど無く [00:37.26]眉の上だった前髪を [00:40.02]顎の下まで伸ばす間にさ [00:42.92]僕ら何があったんだ [00:46.12]思いつかないな [00:49.17] [00:49.54]中途半端な遠い距離を埋めてくれる830円で [00:55.07]何度も会いにきてくれたよな [00:59.56] [01:01.82]ねぇ どうして [01:04.38]連れてきてくれる日もあったのに [01:09.87]今日は連れて行ってしまうの [01:13.10]二度と会うことがないように [01:16.27]荷物を持つ後ろ姿が遠く滲んでゆく [01:21.96]二度ともうここにはこない [01:25.01]それを選んだはずなのに [01:27.97]君は最後に涙を流していたんだ [01:31.82] [01:58.28]いつも「またね」とここで手を振った [02:00.90]でも今日は訳が違った [02:03.85]初めて君は手を振って泣いた [02:07.11]すでに泣いている僕に向かってさ [02:10.12]いつまでも目に焼き付けたかった [02:13.09]でも怖くなって走り出した [02:16.02]誰もいない助手席に手を乗せたら [02:19.54]まだ温かくて心が冷えた [02:23.01] [02:34.69]連れてきてくれる日もあったのに [02:40.01]今日は連れて行ってしまうの [02:42.98]二度と会うことがないように [02:46.29]ひと気の少ない時間のロータリー [02:52.03]階段に降り立つ姿 [02:54.64]広すぎるこの歩道橋も [02:57.95]今日はいつもと違う場所に思えた [03:01.54]あの時の言葉が今になって [03:06.85]突き刺さって弾け飛んで [03:10.07]僕に癒えない傷をつけるんだ [03:13.27]「もっと側にいてほしかった」 [03:16.08]なんて今更になって言うなよ [03:19.01]ふたりの最終電車が [03:21.80]君を連れて走りだしてしまう [03:29.96]どうかどこにも行かないで [03:35.79] [03:49.58]フェンスの向こう [03:50.90]2番ホーム [03:52.15]いつもと同じアナウンス [03:54.37]でも君はいない [04:01.76]