[00:19.411]「とにかく恋とは罪悪です」活字から拾った教訓に [00:23.669]嘲りを投げつける日もあったけれど [00:27.666]いまこの結末と 天秤にかければ [00:32.426]丁度釣り合っている 罰を受ける道すがら [00:36.172]あなたの腕の中で事切れ 冷たく固まる体を [00:41.165]置き去りにしたあの時に 心まで凍てついた [00:45.417]あたしこれからは あなたにとり憑いて [00:51.918]五臓も六腑も凍らせてあげるるる ひゅるる [00:56.416]ちゃんとあたしの顔が見えるように あなたの前に浮かんでいるわ [01:00.914]だから背後になんて囚われないで ただ 前を向いて [01:24.919]月の光を浴びながら からん、と揺らした薄い水割り [01:29.419]今日も変わらずしょっぱくして飲むのね [01:33.422]隣で眺めど 喚けど 叫べど あなたを透き通る [01:38.168]形のないあたしが在ったこと 今はもう御伽噺みたい [01:42.918]花束を腕の中に抱きしめ 静かに手向ける足下 [01:46.926]返せない踵の行き先を もう決めるべきよ [01:51.162]戻れない日を 手放せないまま [01:54.921]暗闇でこぼしたミルクをすするるる ひゅるる [02:00.117]このまま立ち止まり続けるなら 夢のなかまで追いかけるわ [02:04.117]だから背後になんて囚われないで もう 涙を拭いて [02:28.617]あたしこれからは あなたにとり憑いて [02:36.585]涙もその思い出も全部 凍らせて砕いてあげる [02:40.183]あたしこれからは あなたにとり憑いて [02:44.125]五臓も六腑も凍らせてあげるるる ひゅるる [02:48.125]あたしの恋も あなたの鼓動も 使い切ってしまうくらいなら [02:52.324]背後になんて囚われないで ただ前を向いて [03:00.314]ただ前を向いて