作词 : 流星P 作曲 : 流星P 湿る部屋の隅に潜んだ 微か漏れた足音は 狙い定める様に優しく 揺蕩う意識をなぞる 見え透いたその罠でも 手を取れば あと一寸でしょう? 「捕まえて、捕まえて… … !」 唇が擦れる距離で 囁く 夏の夜に舞うスバイダー 汗ばむ虚実は澆薄 生きる為にだけ啜った愛情 罪だらけの肢体は 悪趣味な遊戯に興じ 垂らす糸は貴方の元へと向かう 泣き腫らした瞳が責めても 未だ鼓動は 止まないまま --------------------- 窓辺に描く雨露模様 一秒ごと形を変え 反射した影を彩れば 誰よりも美しい 徐々に這い 上り詰めて 落ちてまた繰り返して 「捕まえたい、捕まえたい… … !」 燻りが 支配欲が 溢れる 暑さに藻掻くスバイダー 痛み增してより享楽 断ち切れないのは歪な欲望 罰は吐息に潜んで 刹那 優越の境目 絡む意図が誘う 夢現へ 貴方以外 誰ひとりも いやしないと そう思い込ませて 愛憎に身を任せて そう何度もキスの痕跡を 粘着質に残して I wonder I want you I know 終了まで合図は待ってよ 重要なのは瞬間だけ I’m a dirty spider… 夏の夜に舞うスバイダー 汗ばむ虚実は澆薄 生きる為にだけ啜った愛情 罪だらけの肢体は 悪趣味な遊戯に興じ 互い違いの色を溶かして 暑さに藻掻くスバイダー 痛み增してより享楽 断ち切れないのは歪な欲望 罰は吐息に潜んで 刹那 愉悦に跨いで 絡む糸は貴方を縛る手枷 朝になれば乾いてしまう ただ儚い 夏蜘蛛の恋