心無くしたカナリアの羽ばたく日を 望んでいたのは本当は誰だったのでしようか 絡みつくビアノ線が彼女のネイルを弾いた 巻き戻せない匣庭の罪悪 震えるハーモニー殺して 鳴き止んだのはどちらでもなかった 蹴落とし合った脅迫 エゴを抱えて守り抜く為のセープ この手の中にはあと何個フィルムが残っている? あからさまな誘惑を飼い慣らしてみせたいのさ 翻訳された激情の中から 摘み上げられた劇薬 飲み干すほどに奪われていくなら 涙にな味はあるのか 息苦しいままなのに あ この部屋に咲く罰は 雨を張って待っている 解釈は重なり合わずに どこまで落ちても嘘憑き 枯れた祈りを潤すことはない 互いを削り取るだけ 最後に笑うのは誰?