躰は傷も隠せないまま 空っぽの心まで曝すように 雲間に覗く月の光は 沁みるようで惨めになる その目が私を見ないなら せめて両手で触れて 君の背中に爪を立てて 繋ぎとめたつもりでいたのに 愛じゃない何かを繰り返して 無様にもがきながら 声を殺しているわ いつまで騙し続けていれば 繋がる?キミと私の心 虚しさにぽっかり開いた穴に 注ぐのは都合のいい理由 その目に私が居ないなら せめて呼んでみせて 君は私に誰を重ねたの? 誰の代わりに私はここで微笑っているんだろう どれだけ自分を殺したら その目に私は映るの? 君のカラダがここにあるから ずっと涙も流せないまま 融け出しそうな痛み、悶えて 私は嗤いながら 残る爪痕の痛みだけで 繋ぎとめたつもりでいたのに 愛じゃない何かを繰り返して 無様にもがきながら 声を殺しているわ