作词 : Sori Sawada (risou) 作曲 : Sori Sawada (risou) 編曲 :Sori Sawada (risou) ねぇねぇ、電話してもいい? 会いたい、なんて口にできない。 だから退屈だった授業の話。 三回鳴った携帯の先で、君が眠そうだった。 「遅くにごめんね。 えっと、うん。暇になっただけ。 ねぇ、10分くらい話そう?」 君のことばかり考えていた、なんてさ。 言いたいよ。言えないよ。 電話は魔法じゃないの。 ずるいかもしれないけれど、 君の声が聴きたくて、持ち出した口実。 夜明けの前の相談。 君に。 酔った夜は、独りで居たい。 君の優しさだって、断ち切っていたい。 会いたい、なんて口にできない。 それが間違いだって、思いたくないの。 電話履歴に残った君の名前が いつまでも消せない。 適当な合槌も、会話の一つで。 よくもまあ、飽きもせず 話していられるよね。 朝の中、おやすみは特別に感じた。 「ありがとうね、また明日。」 幸せだった。 なんで電話越しの声は 少し違って聞こえるんだろうね。 くだらない会話は、くだらなくなった。 君と笑って出来る皴なら、嫌じゃない。 君のことばかり考えていた、なんてさ。 言えないよ。言えないよ。 魔法は解けてしまった。 ずるいよね。わかってる。 でも君の声が聞きたくて、持ち出した口実。 夜明けの前の相談。 君に。