当たり前生活に 聞こえない溜息 その物足りない顔に ちゃんと気づいてる 一緒に溺れていられる様な 氷の溶けたソーダ水の 退屈そうに回すグラス越しに 瞳を開けたままで視る様な 淡く弾ける夢に 今度はどんな[どんな 泡沫を混ぜよう? 二人持ち寄った 記憶は褪せぬまま 過去じゃなく 未来じゃなく 今だけに広がる景色に 消えない 忘れない 指切りの様な 昨日は気付けなかった色に 名を付けて 何時か何処か見た筈の 一面の白詰 霧中になって小さな 花言葉探す 欲しかったものはどんな時も 無い物ねだりになるなんて 諦めた様な笑い見たくなくて 瞳を閉じる事も出来ずに 俯いたままでいた その手にずっと[そっと モノさえ気付けずに 二人持ち寄った 白い花を結んで 触れられる 確かめる 今だけに形あるものを 消えない 忘れない 指切りの様な 小さな花冠に込めた その意味を 二人持ち寄った欠片の音紡いで 人繋ぐ部立つ視る 三つ桁の幻想のその先を 同じ時の中歌える幸せに 次はさぁ、どんな名前を付けようか? 二人持ち寄った 四つの菓を繋いで 過去じゃなく 未来じゃなく 今だけに広がる景色に 消えない 忘れない 指切りの様な 昨日は気付けなかった色に 明日も二人で付けた名前を呼んで もう一度