広がるのは灰色の雲 嘗て憧れた蒼穹は見る影もなく 吹き荒ぶ風は影を運び 残された時間をただ削ってゆく 羽を奪われた鳥たちは遠い空を憎み 世界の果てにあるという幸福の地を求めた 夢見た楽天地は空を覆う悪意の先に 何時の日かこの眼で見る事ができるのだろうか 消え行くこの世界は闇を統べる静寂の下に 未だ見えぬ明日を探しただ行く 横たわるのは蠢く影 嘗て謳歌した豊饒は見る影もなく 降り続く雨は生を汚し 残された魂を刈り取ってゆく 羽を奪われた鳥たちは淡い夢を抱き 時間の果てにあるという悠久の地を求めた 夢見た理想郷は地に蔓延る敵意の先に 微かな光でもただ縋るほかないのだから 消え行くこの世界は罪を焼べる焦熱の中に 未だ見えぬ明日を探しただ行く 羽を奪われた鳥たちは偽りの自由を疎み 意識の果てにあるという忘却の地を求めた 夢見た楽園は幼き日の記憶の中に 花の香に包まれ青く澄んだ風を追いかけた 消え行くこの意識は螺旋描く空想の中に もう見えぬ明日を想いただ眠る