[00:00.00]作曲:ゆっけ [00:00.05]作词:ゆっけ [00:00.50] [00:18.07]遠い遠い時の果て そこに住まう人は皆 [00:24.19]永遠の命をもつ世界での話 [00:30.46]赤い実の成る木の下 La La Lu La 生まれながらに [00:36.89]死の呪いがかけられた少女の話 [00:43.31] [00:52.45]色付いた街外れ 蒼く光る湖畔 赤い実のお菓子屋 [01:00.69]ちょっぴり寒くなった今日は妙に誇らしげ 自信作を売りにゆく [01:08.97]待ってて 今度こそ 美味しいんだから [01:15.52] [01:17.84]時計塔の見える市 驚いた [01:21.44]珍しく賑やかね La La Lu La Lucky!! [01:26.73]物憂げな街の隅 ひとり [01:29.70]赤い実のパイどうですか 自信作なの [01:34.68]そんなのひとつも売れないさ 少女を見て蔑む人達 [01:41.60]みんなと何も変わらないのに 美味しくできたのに [01:49.06]今日も声は届かないのね [01:53.34]まるで透明になったみたいだわ [01:57.41]そうして誰もが知らぬ振りをした [02:02.02]何故なら少女は呪われているから [02:05.90]死んだ世界で唯ひとり生きていた少女の話 [02:14.23] [02:22.27]夜なべでアレンジパイとにっこりスマイル引っ提げ [02:26.13]少女はまだ諦めない [02:30.03]時計塔の針も空を指して お腹も鳴るそんな時 [02:37.00]ふと後ろから人が少女を押す 甘い籠は落ちる [02:45.33]お菓子を踏み行く人達 平気な顔してさ [02:51.46]惨めに拾い集める ふともうひとりの手が [02:58.38]どろどろのパイを徐に口に入れて 「おいしいね」 [03:06.39]その声で心は溢れた [03:10.55]まるで輪郭を描いたみたいだわ [03:14.64]そうして彼は手を差し出した [03:19.10]何故なら少女に呪われているから [03:23.32]死んだ世界で唯ふたり生きていた遠い物語 [03:33.91] [03:43.75]街の人達は哀れむ 赤い実を食べて呪われた者を [03:49.73]永遠に生きられずに死ぬのさ 嗚呼なんて可哀想な話 [04:00.32]ふたりは笑う それでも笑う [04:06.58]La La La とっても素敵な呪いね [04:12.95]例え明日死んでも 『今』が確かで大切になるから [04:23.20] [04:26.57]もう声は届かないのね [04:31.18]まるで透明になったみたいだわ [04:35.10]そうして誰もが知らぬ振りをした [04:39.78]何故なら世界が呪われているから [04:43.79] [04:46.00]『永遠』の呪いは解かれていた [04:50.33]まるでふたりの方が狂ったみたいだろう [04:54.45]そうしていつか笑うように眠る [04:58.87]何故ならふたりは放たれているから [05:02.91]死んだ世界で唯ふたりだけが幸せだった [05:15.32]