解けぬ理(ことわり)を抱いて 愛を嘆(なげ)いた 解けぬ理(ことわり)を抱いて 愛を歌った 風音(かぜのね)に溶ける調べ 私を包み込んだ 水面(みなも)に映り込む 朧桜(おぼろざくら)かな 彷徨う(さまよう)胡蝶(こちょう)よ 宙を灯してわ 語らうわけもな ただ愛を詠み散った いつかのあの人のような 面影(おもかげ)を背に いつかのあの人のように 桜と共に 花びら、舞い散り 解けぬ理(ことわり)を抱いて 理(ことわり)の地に不幸得る 儚(はかな)き命(いのち)と 己(おのれ)をあやし 磔(はりつけ)られても なお愛に魅せられる 記憶の奥底にある 面影(おもかげ)を追う 記憶の奥底にある 面影(おもかげ)を見た