「揺れる木々の 隙間から零れた 光を集めるような 純粋な日々 散文的に過ぎた時間が 首を絞める真綿なら それは不可抗力 もとめる 有を無に変える くだらない/ 是。シジンごっこ。 裂けた世界から 僕のシが湧き上がる 裂けた内部から 赤黒く湧き上がる うわべのことば それが無の暴力 「揺れるカーテン 隙間 光に 土下座をしてた負け犬 祈り すがるように 揺れるカーテン 隙間 陽は落ち 全てに見はなされ 憐れ 愚か 無力 はじまる 有を無に変える くだらない 是。シジンごっこ。 裂けた口唇から 君のシが降り注ぐ 裂けた胸めがけ 幾千も降り注ぐ 「シジンをシジンたらしめる シを求めることはすなわち 破滅を求めることに 他ならないわけで 君を失った悲しみを シで埋めようとする僕は シジンになりたい シジンなわけで はじまる くだらない くりかえす 有を無に変える くだらない 是。シジンごっこ。 裂けた世界から 僕のシが湧き上がる 裂けた内部から 赤黒く湧き上がる 捧げる僕の止まぬシ 愛しい君に捧げるシ おわりだ。おわりだ。 おわりだ。シジンごっこ。 おわりだ。おわりだ。 おわりだ。シジンごっこ。 あーだこーだと御託を並べ 鮮烈な妄想にとり憑かれ 自分を責めたり護ったり 結局何も得られない 変えられない 無力なシジンなわけです